アフリカ稲作研究プロジェクトアフリカ稲作研究プロジェクト

EVENTS

日本学術振興会研究拠点形成事業「東南部アフリカ稲育種ネットワークのための国際ワークショップ」開催

2018/12/03

2018年12月3日~5日にブルンジの首都ブジュンブラにあるブルンジ大学において、プロジェクトのキックオフを兼ねた国際セミナー「東南部アフリカ稲育種ネットワークのための国際ワークショップ」を国際稲研究所と共同で開催しました。本ワークショップには、名古屋大学、IRRI、国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT)およびアフリカ稲センター(AfricaRice Center)に加え、ケニア、タンザニア、ウガンダ、マラウイ、ザンジバル、モザンビーク、ザンビア、コンゴ民主共和国、エチオピア、ソマリア、およびブルンジのイネ研究者が参加し、合計15ヶ国、37名を数える国際色豊かなイベントとなりました。ワークショップ初日には、本学農学国際教育研究センターの槇原准教授および生命農学研究科の土井准教授が講演し、名古屋大学が開発した病害、冷害、塩害などに抵抗性を持つイネ系統をアフリカ各国の研究機関に配布し、それらの生育や収量を評価する計画について協議を行いました。2日目には、アフリカ各国の研究者から、 イネ育種に関する現状、課題、 展望などについて報告があり、 研究協力、技術指導、 人材育成の必要性が再認識されました。3日目には、 アフリカ各国から参加した研究者に対してイネ育種技術およびイネ育成系統の圃場における評価方法に関する実地研修を行いました。本ワ ークショップを開催したことにより、 東南部アフリカのイネ研究のためのネットワ ークが強化され、 活動の方向性についても相互理解が進みました。 今後、 本ネットワ ークを活用し、 名古屋大学が開発したイネ育成系統を各国に配布し、 栽培試験および系統選抜を進めるプロジェクトを推進していく予定です。

ブルンジ 集合写真

pagetop