プロジェクトの概要
アジアとも異なり非常に多様なSSAの栽培環境下においてイネの生産性を大きく向上させるためには、現地の環境下で遺伝的形質×栽培環境要因×栽培管理技術の相互作用を解析し、現場で実際に役立つ品種と栽培技術を開発する必要があります。本プロジェクトでは、目的の有用遺伝子を交配により導入し、それらを用いた複数国の多環境での栽培試験を行うために必要な現地の研究拠点と国際研究協力ネットワークの構築を進めています。その上で、研究拠点に確立した形質評価システムを利用した栽培試験、ならびに国際研究協力ネットワークを利用して実施する複数国の多環境での連絡栽培試験を通して、各国の多様なニーズに応じたイネ品種と品種の能力を引き出す栽培技術の開発に取り組んでいます。また、リモートセンシング技術を用いてイネの生育を高い精度で予測する経験的モデルを開発し、アフリカ灌漑稲作地帯での効果的な肥培管理法の確立に活用することを目指しています。
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- 2019/08/27 NEWS
- ケニア農畜産業研究機構(KALRO)キレガー機構長総長表敬及びKALROと連携協定(Memorandum of Understanding: MoU)を締結
- 2019/03/22 NEWS
- ケニア農畜産業研究機構(KALRO)の研究員が来日(2019年3月22日~30日)
- 2019/02/11 NEWS
- 国際稲研究所(IRRI)と連携協定(Memorandum of Understanding: MoU)を締結
- 2018/12/03 EVENTS
- 日本学術振興会研究拠点形成事業「東南部アフリカ稲育種ネットワークのための国際ワークショップ」開催
- 2018/09/18 NEWS
- ケニア農畜産業研究機構(KALRO)の研究員が来日(2018年9 月18日 ~28日)